先日うかがったお片付けで、
お客様が「私が思ってもみなかったところ」で
「良かった」と感じてくださったことがありました。
こんにちは。
捨てない整理収納アドバイザーのみなみです。
今日はそのお客様の声を、シェアさせてください。
ご依頼は、ご夫婦そろってのキッチン片付け
ご依頼くださったのは、会社を経営されているご主人。
お片付けには奥様も一緒に参加してくださって、ご夫婦でのサポートになりました。
ご相談はキッチン。
「モノが収まりきっていない」というお悩みでした。
ご夫婦そろってディズニーがとっても大好きで、
毎年のようにパークに行かれるそうなんです。
「せっかく来たし」
「記念に」
「これは限定やし」
そうやって、お皿やいろんなグッズを買って帰られる。
私が感じたのは、ご主人の「きっと家族が喜んでくれるから」という思い。
奥さんが喜ぶなら買おう!
子どもが喜ぶなら買おう!
来年も来るかもしれへんけど、これは今しか買われへんやん!
家族の喜ぶ顔が見たい。
この時間を、この思い出を大事にしたい。
……もう、めちゃくちゃ素敵ですよね。
「買って帰るまで」は、良かった。 でも・・
ただ、買って帰るまでは良かったんだけれども、
それが少しずつ積み重なって。
気づけば、記念のお皿は箱に入ったまま何年も眠っている状態に。
ディズニーグッズだけじゃなく、
便利そうな家電や、子どもが喜ぶと思って買ったかき氷メーカーも。
本当に家族思いのご主人なんです。
でも、買ったはいいけど使えていない。
収納にも収まりきらない。
そこで「ちょっと相談させてほしい」と、お声がけいただいたのでした。
「使いたい」ものを、使えるように
お片付けのゴールは、シンプルに「使いたいものを使いましょう」。
せっかく記念に買ったものを見直して、箱から出す。
そして、今は使っていないもの、
「もう十分かな」「これ使いにくかったんよね」というマグカップやお皿は、いったんその場から取り除く。
引き出しからは、賞味期限切れの食材や
「今はもう食べへんな」というお菓子も出てきました。
取り除いたら、空間が生まれる。
そこに、本当に入れたいものを入れていく。
使い勝手も良くなって、数ヶ月経った今もリバウンドしていないそうです!
ご主人が「一番良かった」と言ってくれたこと
ここからが、今日の本題です。
後日、ご主人がこう言ってくださったんです。
使いたいお皿が使えるようになったことよりも、
夫婦で「暮らし」について話せたことが、すごく良かった と。
子どもの今後の暮らしのこと。
子どもへの思い。
「ここにこれを置いたらいいんちゃう?」という話。
それから、お金の使い方の話も。
「私は別に買わなくてもいいって言ってるのに、あなた買うやん」
「だって喜ぶと思って・・」
片付けの時間の中で、
「なんで買ったんでしょうね」
「実際に買ってみてどうですか?」
「これ、やっぱり使いたいですか?」
そんな問いかけをしていきました。
「使うとしたら、割れ物だからこっちの方がいいですかね」
「だったらこっちにしようか」
「こっちの方が取り出しやすくない?」
モノの置き場所を決めながら、
モノ選びの価値観やお金に対する思いを、自然と言葉にしていく。
こんなキッチンにしよう。
こんな暮らしのために、モノはここに置いてみよう。
まさに、夫婦で暮らしをつくる時間になっていたんですね。
「緊急じゃないけど、重要なこと」を話す時間
普段の夫婦の会話って、
「今日子どもがこんなこと言っててさ」
「保育園の先生にこう言われて・・」
「今日のごはん何にする?」
みたいな、目の前のことが中心になりがちですよね?
でも本当は、緊急じゃないけど重要なことがある。
夫婦の価値観。
どんなふうに暮らしたいか。
口には出してないけど、本当は思っていること。
そういう話って、なかなか時間が取れないし、
忙しかったり、バタバタしてたり、子どもが泣いてたり……
余裕がないときに切り出すと、ちょっとした言い方ひとつでケンカにもなりかねない。
価値観の話って、それくらいデリケートなんですよね。
それが、「一緒にお片付けをする」という時間の中だったからこそ、
自然に話せたのかもしれません。
第三者の私がいたことも、少しは関係していたのかなとも思います。
そう受け取ってくださったんやぁ……と、
本当に嬉しかったです。
私自身にとっても、
片付けにはこんなベネフィットもあるんだと
体感させてもらえた、素敵な時間でした。
ご夫婦でのお片付け、おすすめです
ご主人だけでも、奥様だけでもなく、
ご夫婦でのお片付け。
よかったら、選択肢のひとつにしてみてください。
いきなり「一緒に片付けよう」は、ハードルが高いかもしれません。
そんなときは、こんな切り出し方でも大丈夫です。
「第三者に入ってもらって相談できたらいいなと思ってるんよね」
「ここは一緒に見てもらいたいねん」
「私(僕)だけでは判断できへんし、3人でやってみぃひん?」
片付けは、モノを減らすだけの時間じゃなくて、
家族の「本当は」を話せる時間にもなる。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。